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海外旅行先での買物、還付金をチェック。


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海外での買い物は、出国時に申請すると、購入した品物の税金分の払い戻しによる還付金が受け取れて、オトクな場合があります。

国によっては、付加価値税や消費税などを、外国人旅行者に免除する制度があります。

たとえばヨーロッパなどで買い物をすると、料金にVAT(付加価値税)が含まれていますが、このVATは、旅行者が支払う必要のない税金として、手続きに従って書類を申請すれば、買い物した品物分の税金は戻ってくるわけです。

国によっては、最大で約19%も戻ってくることもあるので、還付制度がある場合は、ぜひ利用したいものです。


なお、世界の多数の国でこのVATの払い戻し制度があるものの、もちろん制度のない国もありますし、還付の割合%も、国によってマチマチとなっています。

たとえばアメリカの場合、関税や消費税がかからない、ご存知の「DUTY FREE」(免税店)は空港内などにありますが、ヨーロッパのような「TAX FREE」のお店はありません(したがって、アメリカに旅行して買い物をする場合には、免税店以外での買い物をするときには、旅行者も州税を支払うことになります)。

したがって海外旅行前にはあらかじめ出発前に、旅行先の国の還付制度を調べておくと良いでしょう。

自分での手続きが不安な場合には、ツアー利用なら添乗員さんに聞けば、手順を親切に教えてくれるはずです。

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手続きの概略ですが、まずは「TAX FREE」の表示がある店を目印として、ショッピングをします。その国が定めた金額以上を購入することが、条件となります。


観光客の多い大手のブランド店やデパートでは、あらかじめ店側で「代行業者の払戻申請書」を用意しており、購入時に、店員が「代行業者の払戻申請書」に必要事項を記入して渡してくれます。

しかしそのような大手のお店以外では、基本的にはあくまでも自己申告制なので、お店の人から言ってくれることはあまりないと考えておきましょう。

その場合には、自分から店の人に「タックス・フリー・プリーズ」などと声を掛けて、払戻申請書をもらうようにしましょう。

また、ショップによっては手数料を取るところも多く、税金額すべてを返金とはいかないケースが多いです。


出国時に、パスポートレシート購入物を空港の税関に提示して、 その払戻申請書に確認スタンプをもらいます。

ショップでもらった書類に、税関の確認スタンプが押していなければ税金の返金は受けられず、あとで日本で手続きをすることもできないので、出国時(特にEUの場合、最終出国時)にスタンプをもらうことを忘れないようにしましょう。

品物は未使用が条件なので、購入時にシールを貼られた商品などは開封しないようにすることです。

また、購入商品を税関ですべて見せることができない場合、スタンプがもらえないこともあります。

購入した品物をうっかりスーツケースに入れて預けてしまい、そのため最終出国時にスタンプをもらえない…といった事例もありますので、手続をする品物は必ず機内持ち込みにし、スーツケースに入れないように注意します。


換金の手続き方法は、大きく3つのやり方に分かれます。

ひとつは、現地空港の専用窓口がある場合は、そこでキャッシュ・リファンドとして、換金できます。

もうひとつは、帰国後、成田空港や関西空港の窓口で日本円に換金します。換金レートは、当日の為替レートが適用となります。

なお代行業者に対して手数料を払う必要がありますが、これはおおむね払戻額の1割から3割といったところです。


あとひとつは、申請書を専用封筒に入れ、現地で近くのポストに投函するやり方です。この場合、還付金は小切手か銀行口座・クレジットカード 口座への振込となりますが、振り込まれるまで通常1-3ヶ月程かかります。

払い戻し分の受け取りを小切手にするやり方は、小切手がのちに自宅に届くまで相当の月日がかかるうえ、外貨建て小切手の換金時に 銀行で手数料をかなり取られることになりますので、避けた方がよいでしょう。


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