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無事に帰国も深夜到着、終電がない!


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楽しい海外旅行も終盤、ようやく日本に帰国となって一刻も早く我が家に帰りつきたいのに、飛行機が遅れに遅れて成田空港に着いたのが、なんと真夜中。

もっと早く到着するはずだったのに、いまから電車に乗っていたら、終電の接続に絶対間に合わない、どうしよう…。

こういったことが、現実によくあります。

さてこの場合ですが、飛行機が遅れた原因によっても、対処方法が異なってきます。


天候の悪化など、その航空会社に起因する理由で遅れたわけではない場合、航空会社にねじこんだところで、これは補償されないことが多いです。

これは、どの航空会社を使っても、到着の遅延が起こるためやむを得ない、という理屈なわけです。

しかし、機材のトラブルや整備不良で、あなたの乗った飛行機だけが予想外に遅延した場合には、これは、その航空会社に文句を言う余地があります。

航空会社の方も心得たもので、成田空港から主要都心部に向けたチャーターバスを出したり、あるいはホテルやタクシー券の手配をしてくれる場合があります。

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ただしこれも、航空会社が自動的・積極的にやってくれるかどうかについては、微妙なところです。

何も知らずに、あなたが深夜で静まりかえった国際空港の外に出てしまった場合など、わざわざアナウンスで呼び出してくれて、ホテルのチケットを手配してくれるようなことまでは、まずないでしょう。

したがって、飛行機が遅延して、深夜など想定外の時刻に空港に着いたときは、まずは空港のスタッフに事情の説明を求め、正当な要求であると判断したならば、まずはっきりと補償についての主張をしてみるのがよいでしょう。

話があなたの求める方向へとうまく決着するかどうかはやってみなければわかりませんが、本来の予定到着時刻から大幅に遅れたことは事実ですから、やってみる価値はあります。

海外旅行傷害保険の「航空機遅延費用」に特約で加入している場合があると思いますが、本来の到着地への遅延にかかるホテル代などの出費は、残念ながら補償の対象外となっているはずです。

従い、やはりまず直接的に、航空会社との交渉をしてみるべきでしょう。


なお話題が少しそれますが、飛行機の遅延により空港への着陸そのものが遅れた場合、海外旅行傷害保険の保険期間がどうなるかについて、気にされる方も多いようです。

これは通常は、保険会社が妥当と認める時間(72時間を限度に延長、という保険会社が多いようです)は保険加入の期間が自動延長されますので、その点では安心してよいでしょう。

つまり、飛行機が航空会社の都合で当初の保険期間から一日遅れで到着し、そのあと自宅に帰るまでの間に事故でけがをした場合でも、保険の補償範囲となります。


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