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海外旅行、機内で席を変わりたい時は。


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海外旅行先まで片道9時間もかかるフライト、機内ではのびのびと快適に過ごしたいのに、なんとお隣さんは、お相撲さんもビックリの巨漢というか、とにかくもまぁものすごい大男…。

ゼイゼイと吐息もうるさいし、はみ出したオナカのお肉の部分が、いまにも自分の席まで押し寄せてきそうな感じです。

周りを見渡すと、こりゃ幸い、チラホラ空席もあるようだし、なんとか座席を移ったほうが、気分よく過ごせそうだ(きっと向こうさんだって、隣に誰もいないほうが落ち着くに違いない…)。

こんなとき、空いた座席にホイホイ移ってしまっても、よいのでしょうか。


結論から言うと、座席を変わること自体はOKです。

と言うか、海外旅行をよくなさる方ならおわかりのとおり、勝手に席を替わっている人たちって、実際たくさんいますよね。

日本国内の飛行機は割りとうるさくいわれるので、ちょっとアレ?とは思いますけれど。ま、黙認されているということなんでしょうね。

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ただ基本的には、ホントに空席なのかを確かめたうえで、客室乗務員に「あそこの席に移りたいのですが」と一言告げたうえで席を移るのが、一番よいでしょうね(「ちょっと窮屈なので」とか「隣の人のイビキがひどいので」とか、多少の前フリがあると、ベターですが)。

移動先についてはひとこと言っておかないと、機内食やサービスの時に、客室乗務員にスルーされてしまう可能性もありますので。

それと当然ですが、移動先の席でも、シートベルト着用時サインが出たときにちゃんと従うとか、ひとりで複数の席を占拠しないなどのマナーをそれなりに守るようにしないと、たちまち注意されますからお気をつけて。


さて、ここからはちょっと余談ですが。

以前、ヨーロッパから日本に戻る飛行機の中で、経由地の空港から途中で乗りこんできたヨーロッパ系の?家族らしき何人かが目の前に座ったのですが、その中で「お爺ちゃん」らしき年配の男が、娘や孫たちからひとりだけ離れた座席指定だったようなのですね。

家族とポツンと1人だけ離れたことが気に入らなかったらしく、そのお爺ちゃん、客室乗務員の女性に対して、「座席を替えてくれ」と盛んに文句を言っていたのですが。

しかし、あろうことか座席がほぼ満席状態で、機内食のサーブもはじまっていたタイミングでしたので、客室乗務員は「少し待ってください」と説得をしたようです。

しかし、そのお爺ちゃんは「座席のすぐの変更」に強くこだわったのでしょう。

リクエストを聞いていた客室乗務員は、空席を無理につくるために、家族の近隣の乗客に依頼して、わざわざ席を替わってもらうことを承諾してもらったようなのです。

その後なんと、席を首尾よく替わってもらって満足げなそのお爺ちゃんのところへ、その客室乗務員の女性がわざわざやってきて、子供に機内サービスであげるような小さなクマのぬいぐるみを、ハイッと手渡したのです!

周りはドッと笑いの渦となり、ぬいぐるみをもらったお爺ちゃんも、苦笑いするしかなかったようでした。


ダタをこねた乗客の振る舞いをユーモラスにたしなめた客室乗務員さんが、すごくオシャレに見えました。こういうのも、なつかしい旅の思い出の一コマになりますね。


というわけで、海外旅行のフライト中はあんまりダダをこねてはいけませんよ、という教訓的なお話でありました(笑)。


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